役立ち情報コラム
2023.12.3
読まれる記事・文章の書き方とは?読者を引き込む文章を書くためのポイント
オウンドメディアやブログ記事などの文章を書く際に「難しい・・」、あるいは「読みづらい・・」と感じる文章に出会ったことはありませんか?
読みにくい文章は内容がどんなに素晴らしくても、読者の興味を引きつけることが難しくなり、また本当に伝えたいことを伝えることは出来ません。
とはいえ「上手く文章が書けない」とお悩みの方は少なくないのではないでしょうか?
記事などの文章を執筆する際には、常に読み手の視点に立った上で、書き方のポイントを意識していく必要があります。
この記事では「記事(文章)が書けない」とお悩みの方に、必要な手順や考え方、ポイントをご紹介します。
INDEX / 目次
記事・記事で伝えたいことを明確にする
文章を執筆する際に重要になるのは、伝えたいことを明確化することです。
伝えたいこととは、つまりメッセージの核となる部分です。
ただ漠然と記事を書いてしまうと内容が曖昧な文章になってしまうため、主題を明確にした上で文章を執筆しなくてはなりません。
主題のない記事には軸がなく、また主題の明確化をしないことは、文章に「ノイズ」含んでしまう可能性が高くなってしまいます。
下記のポイントを整理した上で、記事を書く際に意識するとスムーズです。
- ・本筋となるテーマ
- ・本筋のテーマを理解するために押さえておきたい基本情報や前提条件
- ・解説と具体例などを用いた補足情報
伝えたい内容を的確に伝えられるように、文章の骨子・構成にまとめてから執筆を始めましょう。
記事・文章の書き方の原則|3つの原則とは?
記事に用いる文章の書き方を理解するうえで、押さえておきたい原則が3点あります。
これらの3点を抑えていない文章は読者に対して価値を提供できる可能性が低くなってしまいます。
項目ごとにポイントを解説します。
正確な情報
公開する記事に書かれた内容は正しい情報である必要があります。
素晴らしい文章や読者を魅了する文章であっても、事実が不正確な場合には記事としての価値はありません。それどころか誤った情報を流布した場合、読者にもマイナスを与えかねず、その運営母体は信頼を失うことに繋がります。
正確な情報を記載するために押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- ・記憶に頼らずに書籍やWebでリサーチをして記事を執筆する
- ・可能な限り信頼できるソースの情報を参照する
- ・できるだけ新しい情報を参照する
特に、Webでは誤った情報があたかも事実であるかのように掲載されていることも多いため、リサーチ時に慎重に対応する姿勢が求められます。
また、科学技術やITなどの日進月歩で技術の開発が進んでいる業界では、最新の事実が次々と更新されます。事実が覆されるケースも珍しくありませんので、古い情報を参照しようとする際には要注意です。
正しい日本語
正確な事実を正しい日本語で記載することも重要です。
日本語が乱れていると、執筆した内容が正しく伝わらなかったり、誤解を与えてしてしまう可能性があります。たとえ意味が伝わったとしても、正しい日本語で書かれた文章と比較すると説得力が落ちてしまうケースもあるでしょう。
正しい日本語で文章を書くために、起こりがちな注意しておきたい点は下記のようなものですす。
- ・主述のねじれ
- ・論理性の欠け
- ・誤字や脱字
自分自身での見直しはもちろん、第三者に内容をチェックしてもらうなど「誤り」に気づける機会を増やす事が重要です。
読みやすい文章
日本語が誤っていないにも関わらず読みづらい文章も存在します。
代表的な例は以下のとおりです。
- ・表記揺れ(同じ用語であるにも関わらず、表記が異なる)
- ・文章中の漢字の割合が多すぎたり少なすぎたりする(3割程度が理想)
- ・語尾が一致していない(「です・ます」調と「だ・である」調の混在など)
- ・文体が単調(同じ文尾が連続するケースなど)
読みづらい文章は、読者にとってはストレスになってしまい、最後まで読んでもらえる可能性を下げてしまいます。
読みやすい記事・文章の書き方を知るうえで役立つフレームワーク
テスト
読みやすい記事の書き方を身につける方法はいくつかありますが、なかでもすぐに効果を期待できる方法は文章のフレームワークを活用することです。この章では、記事の書き方に役立つフレームワークをご紹介します。
PREP法|結論ファーストを徹底
結論ファーストの記事の書き方をするときに活用できるフレームワークは、PREP法です。
PREP法は、以下の頭文字に由来しています。
- P(Point):結論
- R(Reason):理由
- E(Example):具体例
- P(Point):結論
上記のように結論、理由、具体例と記事を展開して結びを結論でまとめることで分かりやすく説得力のある文章を執筆できます。PREP法は、小見出しなどの小さな単位にも、記事全体にも活用できるフレームワークです。
記事だけでなく報告書や会議用の資料などビジネス文書全般の書き方に利用できます。PREP法で記事を書くのが難しいと感じる方は、まず結論から書き始めることから意識するとよいでしょう。
SDS法|全体像を的確に伝達
全体像を分かりやすく的確に伝えたいときに便利な書き方として利用されているフレームワークとして、SDS法という文章のフレームワークがあります。
SDS法の詳細は以下のとおりです。
- S(Summary):概要・要点
- D(Details):詳細
- S(Summary):要約・要点
概要を記載した後に詳細を伝え、また最後に「まとめ」をする書き方であるため、読者に伝えたい情報を的確に伝えることができます。セールスライティングなど、ストーリーを展開させたいときの書き方としてはあまり適していませんが、事象や物事の説明をしたいときに使いやすいフレームワークです。
MECE|論理的に物事を伝える
MECEは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive(互いに重複せず、全体に漏れがない)の頭文字をとったものです。ひと言でいえば「漏れなくダブりなく」ということで、ロジカルシンキングの基本としてビジネスのさまざまな場面で応用されています。
ビジネスの記事において、非論理的な文章は説得力を持ちません。時には、論理性の欠如によって信頼を失うこともあるでしょう。従って、文書を執筆する際には、常にMECEを強く意識することが重要です。
QUESTの法則|コピーライティングの定番
QUESTの法則は、セールスコピーの文章を執筆する際によく用いられています。
QUESTの法則もまた、頭文字を集めたものです。
- Q(Qualify):ターゲットを絞り込む
- U(Understand):ターゲットの悩みや希望に理解を示す
- E(Educate):悩みの解決策や希望の叶え方を教育する
- S(Stimulate);購入者の購買意欲を刺激します
- T(Transition):行動に繋がるように読者を導く
QUESTの法則で書かれた記事は、顧客の心理変化に合わせた文章ストーリーを展開することで、商品やサービスなど、セールスのアプローチを行う際に有効です。
Web上で商品の販売や集客を図りたい場合には必見となる手法です。
PASONAの法則|BtoBのセールスに効果的
Pasonaの法則も、Questの法則と同様にセールスライティングにおいてよく用いられている書き方です。
- P(Problems):問題提起
- A(Affinity):親近感
- S(Solutinon):解決策の提示
- O(Offer):提案
- N(Narrow Down):緊急性
- A(Action):行動喚起
QUESTの法則とよく似ていますが、読者へのアプローチ手法や提案までの提示の仕方が異なります。Pasonaの法則は、まだ読者の悩みが弱い、または顕在化していない段階で、セールスのアプローチを行いたい場合にも効果的な考え方です。
正しい記事・文章の書き方を学んだら実戦経験を積む
よほどの文才がある人を除いて、ポイントを理解しないまま「読みやすい記事や文章の書き方」を習得するのは難しいでしょう。
記事や分譲の書く際の最低限、基本的なポイントは、読み手の視点に立った上で、正確な情報を正しい日本語を用い、適切な順序で、可能な限り簡潔に書くということです。
フレームワークを活用した上でポイントを意識しながら練習すれば、確実に記事のクオリティ、文章力は向上するでしょう。
また記事作成に不安がある場合は、記事作成代行サービスを活用することもおすすめです。
スタジオ・ウーフーの記事作成代行サービスでは、プロのライターによるライティングだけでなく、専任のディレクターが企画提案から品質サポートを行います。
ご相談は無料となりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
またWeb上での記事制作では、より多くのユーザーに閲覧してもらえるように「SEO対策」も実施する必要があります。
SEO対策について詳しく知りたい方は以下の記事が参考になります。ぜひご一読ください。