役立ち情報コラム
2025.1.22
採用インタビュー記事の質問例60問を一挙紹介!記事執筆時のポイントも
採用インタビュー記事を掲載することで、応募率アップや入社後のミスマッチ軽減などの効果が期待できます。一方、インタビューにあたって「どのような質問をすればいいのだろう」と迷う方も多いでしょう。そこで本記事では、魅力的な採用インタビュー記事を制作するために聞きたい質問例を全60問紹介します。併せて、採用インタビューを成功させるためのコツや記事執筆時のポイントなども解説します。
INDEX / 目次
採用インタビューを行うメリット
始めに採用インタビューを実施して記事を掲載する3つのメリットを押さえておきましょう。
応募率アップが見込める
現在、採用インタビュー記事を掲載している企業は珍しくありません。これは裏を返すと、採用インタビュー記事を掲載して“いない”企業は、求職者から「他のインタビュー記事を公開している企業と比べて、参考情報が少なく判断が付かない。応募は辞めておこう」と思われてしまうリスクがあるということ。そのため、これまで採用インタビュー記事を掲載して“いなかった”企業が、インタビューを実施して記事を掲載することで、こうした機会損失を防ぎ、応募率アップを見込むことができるでしょう。
入社後のミスマッチのリスクを低減させる
入社後のミスマッチが起こる要因の1つに、“求職者への情報提供不足”が挙げられます。
企業が求職者へ仕事内容や職場環境などに関する情報を十分に提供できていない場合、求職者は分からない部分については推測するしかありません。その推測が外れていた場合にミスマッチが起きるのです。
その点、採用インタビュー記事で自社や自社社員に関する情報を発信することで、求職者の推測部分を少なくし、ミスマッチのリスクを低減させることができます。
社内の活気を高められる
採用インタビューの実施は求職者だけでなく、社内にもメリットを及ぼします。まず、インタビュイー(インタビューを受けて回答する人)となる社員は、インタビュイーとして抜擢されたことで自信やモチベーションが向上する可能性があります。加えて、自分の言葉でインタビューに答えることで、自身の仕事やキャリア観なども整理できるでしょう。そのほか、インタビューを通じて、普段はあまり接点のない他部署の社員同士が交流を図れれば、社内の雰囲気もよりポジティブになるかもしれません。
採用インタビューの質問例
では、具体的に採用インタビューではどのような質問をすればいいのでしょうか。ここではカテゴリー別の質問例を全60問紹介します。
自社に関すること
インタビュイーが自社についてどのような思いを持っているのかを聞いてみましょう。
- 在籍している部署やチームについてご紹介ください。
- 会社のミッションやビジョンに共感した点を教えてください。
- よく利用している社内制度や福利厚生は何ですか。
- この会社の一番の魅力は何だと思いますか。
- 逆に「会社のここが変わるともっと嬉しい」というポイントはありますか。
- 入社前後で会社に対する印象はどのように変わりましたか。
- 同業他社と比べた際、会社の独自性はどのような点にあると思いますか。
- 社内の雰囲気について教えてください。
- 新入社員に対してどのような研修・サポート体制がありますか。
- 会社で特に盛り上がるイベントや取り組みがあれば教えてください。
- 入社してから感じる会社の変化があればお聞かせください。
- 入社して一番びっくりしたことは何でしょうか?
上記のような質問をすることで、インタビュイーの目を通した会社の魅力を読者に伝えることができます。
業務内容に関すること
業務内容は求職者が最も気になっているカテゴリーの1つです。下記のような質問を通して、読者に業務内容についてより具体的にイメージしてもらえる記事をつくりましょう。
- 入社してから現在までどのような業務に携わってきましたか。
- 現在の主な業務内容を教えてください。
- 1日の業務の流れ・スケジュールを聞かせください。
- 1週間の業務の流れ・スケジュールを聞かせください。
- チームでの役割分担や業務の進め方について具体的に教えてください。
- 普段の業務の中で最も大事にしていることは何ですか。
- 日々の業務で難しさを感じることは何ですか?またそれをどのように乗り越えていますか。
- 新入社員時代に任された最初の仕事について教えてください。
- 現在取り組んでいるプロジェクト・案件について教えてください。
- 過去に取り組んでいたプロジェクトについてもお聞かせください。
- 業務で使用しているツールや技術について教えてください。
- 最も大変だと感じる業務は何ですか。
- 新入社員および部下へはどのようなフォローを行っていますか(または上司や先輩からどのようなフォローを受けていますか)。
- (前職があれば)前職の経験が今の業務にどのように活かされていますか?
具体的なエピソードについて
自社や業務内容について一通り概要を聞いたあとは、具体的なエピソードも深掘りして聞いてみましょう。
- 入社後に初めて挑戦した大きなプロジェクト・案件について教えてください。
- これまで最も嬉しかった仕事の成果を教えてください。
- クライアントとの仕事上のやり取りで印象的だったエピソードはありますか。
- 上司や同僚からのアドバイスのうち、特に印象に残っている言葉は何ですか。
- 上司や同僚から言われて嬉しかった言葉は何ですか?また、その言葉はなぜ嬉しかったのですか。
- チームで協力して何かを達成したエピソードがあれば教えてください。
- 社内イベントや社内の取り組みで印象に残っている出来事を教えてください。
- 研修プログラムで印象的だった内容を教えてください。
- 職場の上司や同僚に助けられた経験はありますか?あればそのときの様子を教えてください。
- 最もやりがいを感じたプロジェクト・案件について教えてください。
- 仕事を通じてどのような点で成長したと感じていますか?成長を感じられたエピソードも併せて聞かせてください。
- 仲の良い社員はどのような人ですか?その人とは普段どのような話をしていますか。
上記のような質問から得られた具体的なエピソードを記事に盛り込むことで、職場や業務の“リアル”を求職者に伝え、求職者に“自分がこの会社で活躍する姿”を想像してもらいやすくなることでしょう。
インタビュイー本人に関すること
自社社員であるインタビュイー本人に関することを記事に盛り込むことで、求職者に会社への親近感をより感じてもらいやすくなります。
- これまでの経歴を教えてください。
- この会社を知ったきっかけは何ですか。
- この会社に入社を決めたポイントを教えてください。
- この会社の面接の印象を教えてください。
- これまでのキャリアの中で、自身にとって転機となった出来事は何ですか。
- ワークライフバランスは保てていますか?保てていればどのような工夫をしていますか。
- 仕事終わりや休日の過ごし方を教えてください。
- 自身の強みや特徴が、業務にどのように役立っていると思いますか。
- 仕事以外で趣味や特技があれば教えてください。
- 仕事で疲れたときにはどのようにリフレッシュをしていますか。
- 学生時代に「これはやっておけば良かった」ということは何ですか。
- 仮に1か月間休みが取れるとしたら、何をしたいですか。
- 仕事のモチベーションを維持・アップさせているコツはありますか。
- 入社前に不安はありましたか?あったのであれば、その不安はどのように解消しましたか。
今後の目標・展望について
最後に今後の目標や展望についても聞いてみましょう。
- 今後、挑戦してみたい業務は何ですか。
- 自身のキャリアビジョンについて教えてください。
- 在籍している部署・チームの目標は何でしょうか。
- ロールモデルはいますか?いるのであればどのような人ですか。
- 将来、この会社やチームでどのような役割を果たしたいと考えていますか。
- 今後習得したいスキルは何でしょうか。
- 自身の目標を達成するために、会社からどのようなサポートを受けていますか?(もしくはどのようなサポートがあれば嬉しいですか?)。
- これから入社を検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
上記のような質問を通して、記事にインタビュイーの目標・展望を盛り込むことで、求職者は“自身のキャリアビジョンと会社の方向性がどの程度マッチするか”を推し量ることができます。
採用インタビュー記事を成功させるコツ
採用インタビュー記事は求職者に自社の魅力を伝えるための重要なツールの1つです。だからこそ、採用インタビューは必ず成功させたいところ。ここでは採用インタビューを成功させるための3つのコツを解説します。
想定読者に刺さる質問案を作成する
読者(=求職者)の年齢や年収、経歴など、属性によって知りたい内容は異なります。そのため質問案は、想定読者が知りたいことを引き出せる内容にすることが大切です。例えば、業界未経験者に読んで欲しい場合には、業務内容について詳しく聞く必要があるかもしれません。一方、業界経験者を想定読者とするならば、より専門的な業務内容や同業他社との差別化要因などについて詳しく聞くと有効でしょう。
事前準備に力を入れる
採用インタビューにおける事前準備とは、インタビュイーの経歴や業務内容、最新の業界動向などを知っておくことを指します。事前準備を行うことで、当日はより深い内容を聞き出せるだけでなく、事前に把握できた内容については簡単に回答してもらい、インタビューの場でしか聞けない質問に時間をかけることもできます。
事前に質問案を共有しておく
事前にインタビュイーへは、インタビュー当日に聞く予定の質問案を共有しておきましょう。そうすることで、インタビュイーはどのような内容を回答するか、事前準備をすることができます。さらに、インタビュイーからインタビュアー(質問者)へ、質問案に対する回答が事前に共有され、当日はその回答をさらに深掘りする形でインタビューを進められることもあります。インタビューをスムーズに実施するためにも、質問案の事前共有は必須と言えるでしょう。
採用インタビュー記事を執筆する際のポイントを解説
せっかく良いインタビューができたとしても、その内容を読者である求職者に魅力的に伝えなければもったいないですよね。そこで採用インタビュー記事を執筆する際に押さえておきたいポイントを3つ解説します。
具体例なエピソードを入れる
同業他社との差別化のために具体的なエピソードを盛り込むことは必須です。仮に具体的なエピソードがなければ読者は“なんとなくよいこと言っているような気がする”程度の印象に留まってしまうことでしょう。具体的なエピソードを入れるために、インタビュー時には、実際に起こった出来事や胸に秘めている思いなどを深掘りしながら質問することが大切です。
写真を積極的に差し込む
いくら内容が魅力的であってもテキスト表記だけでは、読んでいる最中に離脱してしまう読者が増えてしまう恐れがあります。そのため、視覚的な刺激を与えるビジュアル要素として、採用インタビュー記事では写真を積極的に差し込むことが大切です。具体的にはインタビュイーが話している様子や業務風景、業務で使用しているツール・機器などの写真を撮り、記事に盛り込むと効果的です。
なお、写真は記事の魅力を引き上げる効果がある一方、逆に読者から「写真のクオリティが低い」と思われると記事の魅力を下げてしまいます。そのため、可能であれば写真撮影はプロのカメラマンに依頼しましょう。
過度な自社アピールは避ける
採用インタビュー記事で過度な自社アピールをしてしまうと、読者からは「本当にそうだろうか」「自信がありすぎて逆に怪しい」と訝しがられてしまう恐れがあります。また、同業他社を落とす形で自社のアピールをするのも、かえって自社の評価を落とすことになるため厳禁です。もちろん、自社アピールをすること自体は必須ですが、その表現は“過度にせず、的確に伝えられるように”上手に工夫する必要があります。このあたりの塩梅は記事執筆者の腕の見せどころと言えるでしょう。
採用インタビューの効果を最大化するポイント
採用インタビュー記事は公開するだけでも一定の効果が見込まれます。しかし、せっかくインタビューを実施するのであれば、他の手法も用いてその効果を上げてみてはいかがでしょうか。ここでは記事公開に留まらない、採用インタビューの効果を最大化させるポイントを2つ紹介します。
動画も掲載する
採用インタビュー記事に動画を差し込むことで、文章だけでは伝わりづらいニュアンスを補完することができます。例えば、インタビュイーからの一言や職場の様子を動画で撮影・掲載することで、視覚・聴覚に訴えたより直感的な情報を読者へ伝えることが可能です。
なお、採用インタビュー記事で動画まで差し込んでいるケースは決して多くはありません。そのため、動画を掲載することで同業他社との差別化も図れることでしょう。
採用ページ以外にも露出させる
採用インタビュー記事は、採用ページ以外にも露出させて活用しましょう。例えばSNSで記事を発信したり、記事の情報を抜粋して会社説明会やリクルーターが使う資料に活用したりすることもできます。時間とお金を掛けて実施した採用インタビューだからこそ、そこで得られた情報は他の媒体・場面でも積極的に有効活用しましょう。
採用インタビュー記事の制作ならスタジオ・ウーフー
採用インタビューを成功させ魅力的な記事を制作するためには、想定読者が知りたい質問案を作成したり、適切な表現で自社アピールをしたりする必要があり、専門的なスキル・知見が必要です。またクオリティの高い写真を差し込むとなると、プロのカメラマンの手配も必要になるでしょう。スタジオ・ウーフーでは人材業界出身者含め、採用インタビュー記事に長けたライターが在籍しています。またプロのカメラマンとのネットワークも構築しています。求職者の関心を惹く採用インタビュー記事を制作したい方は、ぜひ一度お問い合わせください。